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金融不安が一段落、戻りを試すも景気回復鈍化懸念や米金融規制強化懸念から軟調
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| 指数 | 寄り付き | 高値 | 安値 | 終値 | 前週比 |
| 日経平均(7月12日〜7月16日) | 9,548.11 円 | 9,795.24 円 | 9,408.36 円 | 9,408.36 円 | ▼ 176.96 円 |
| NYダウ(7月12日〜7月16日) | 10,138.52 ドル | 10,138.52 ドル | 9686.48 ドル | 9486.48 ドル | ▼ 457.33 ドル |
先週の米国市場は企業決算の発表が始まり、好調な決算を好感するように戻りを試す展開となりましたが、同時に経済指標は相変わらず芳しいものではなく、上値を押さえる要因となりました。週末には手仕舞い売りに押され大幅安となるなど波乱含みの週となりました。企業業績は比較的好調な展開となっているものの、景気回復鈍化懸念から先行きに対して悲観的な見方が強く、センチメントが好転しない中で好調な決算にはしっかりと反応し難いということなのでしょう。
今週も引き続き好調な決算と芳しくない経済指標のせめぎ合いと言う図式ではないかと思われます。センチメントが悪化している中では悪いところばかりを気にして、敏感に反応する格好となっており、経済指標に好転するものが2〜3出てこないと押し目を探る展開となって来るのかもしれません。ただ、週初に買い戻しなどで堅調となれば、先週末に悲観的な反応になりすぎた修正からその後は決算動向などに素直な反応となって来るのではないかと思われます。週末の欧州金融機関に対するストレステスト(資産査定)の反応を見極めたいというよな動きも出るのかもしれません。
今週は月曜日にNAHB住宅価格指数、火曜日には住宅着工件数、そして木曜日にはFHFA住宅価格指数と中古住宅販売の発表があり、住宅関連の指標の発表に反応することになりそうです。センチメントが下向いてしまっているので、「下げ渋る」などと言うような段階であれば、悲観的に見られる可能性があり、明らかに「好転」しているような展開であれば、再び指数は戻りを試すような動きとなりそうです。水曜日には半導体製造BBレシオの発表もあり、好調とされる半導体関連銘柄への影響が取り沙汰されそうです。
先週の日本市場は底堅さを確認して戻りを試す展開となったものの週末には手仕舞い売りに押されて一気に押し目を確認するような展開になってしまいました。海外市場に反応するというよりは週末は買い手不在の中で3連休を控えた週末ということでの手仕舞い売りに押されたという感じです。米決算動向などへの反応は鈍く引き続き目先の需給要因に振らされている感じです。
今週は四半期決算の発表が始まりますが反応は悲観的なものになりそうです。先行きに対する過度な懸念も根強く、足元好調、先行きに慎重な決算となりそうな中で、市場の反応もまた悲観的な決算となりそうです。週初は休日となることから、米国市場が週初に反発となってくれば少しはセンチメントも好転するのかもしれませんが、反発が鈍い、あるいは続落となるようであれば、週明けから下値を模索するような展開となるものと思われます。
今週は連休明け火曜日に景気動向指数、国内粗鋼生産、半導体製造BBレシオ、コンビニエンスストア売上高などが発表になりますが、よほど大きく好転していることがないと悲観的な反応となりそうです。木曜日は全産業活動指数やスーパー売上高が発表になりますが、特に大きく相場に影響することもなさそうです。決算発表は水曜日あたりから本格化して来ますが足元の為替動向などと共に市場への影響は大きいと思われます。
75日に同平均線を意識して上値が重く、一気に25日移動平均線のサポートを確認するような展開となりました。25日移動平均線水準で底堅く、25日移動平均線と75日移動平均線との乖離もまだ大きいので、再び75日移動平均線を試すような戻りとなりそうです。週初に25日移動平均線を抜け切れなかったことが少し気がかりで、早い時期に25日移動平均線を抜けてこないと再び下値を試す動きとなってしまいそうです。
来週の予想レンジ 9,800.00ドル 〜 10,500.00ドル
25日移動平均線を超えたところで売られ、25日移動平均線が上値を押さえるような格好となりました。それでも25日移動平均線や75日移動平均線の乖離が縮小しているところであり、25日移動平均線に絡みながらの動きが続くのかもしれません。25日移動平均線自体も方向感が出難いところでもあり、方向感のないなかで押し目を確認するような動きとなるものと思います。
今週の予想レンジ 2,100.00pt 〜 2,300.00pt
25日移動平均線にサポートされ、75日移動平気線に上値を押さえられています。75日移動平均線を一気に抜けるところまでは行きませんでしたが、引き続き上昇が続きそうな25日移動平均線にサポートされながら強含みの展開となり、75日移動平均線を抜けて底入れ感が強まるものと思います。
今週の予想レンジ 255.00pt 〜 268.00pt
25日移動平均を抜けたのですが長続きせず結果的に25日移動平均線に上値を押さえられる格好となりました。25日移動平均線と75日移動平均線との乖離も大きく、この水準から大きく下押すところでは底堅さも見られるのでしょうが、25日移動平均線を早い時期に抜けなければ、25日移動平均線に上値を押さえられて下値を試す動きが続くことになりそうです。
今週の予想レンジ 9,200.00円 〜 9,800.00円
25日移動平均線に絡みながらの動きとなっていたのですが上値の重さを確認して週末には大きな下落となりました。それでもまだ25日移動平均線と75日移動平均線との乖離が大きく、25日移動平均線から離れるところでは底堅さも見られるものと思います。早い時期に25日移動平均線を抜けないと25日移動平均線に上値を押さえられながら下値を試す動きが続きそうです。
今週の予想レンジ 825.00pt 〜 880.00pt
底堅さは見られるのですが、逆に言えば戻りの鈍い展開です。25日移動平均線と75日移動平均線との乖離が広がっているところであり、また下値を試す動きがあるかもしれません。25日移動平均線を意識するところでは上値も重くなりそうです。
今週の予想レンジ 1,200.00円 〜 1,250.00円
25日移動平均線を意識するところから調整となりました。ただ、ここから一気に下落となると25日移動平均線と75日移動平均線との乖離が広がりすぎ、25日移動平均線とローソク足の乖離も広がりすぎる、つまり、売られすぎという水準になり、いったんは底堅さが見られるところだと思います。25日移動平均線までの戻りは期待できそうです。
今週の予想レンジ 1ドル=86.00円 〜 89.00円
本来「ストレステスト」というものは金融市場で不測の事態などが生じた場合に、保有資産の損失の度合いやヘッジ方法などをシミュレーションしておく資産の管理方法を言います。「サブプライム・ショック」時のように100年に一度と言われるような、通常の市場では考えられないような事態も想定していくつかのシナリオを設定し、損失やその回避方法などを探ることになりのです。この結果その保有資産のリスク、逆に言うと安全度がはかられるというものなのです。
「サブプライム・ショック時」の2009年に米FRB(連邦準備理事会)など米金融当局が金融機関大手19社を対象に資産の健全性を調査、その際に「ストレステスト」という用語を使ったことで、今回も欧州金融機関の健全性調査の用語として使われています。2009年に米国で行われたストレステストは今後2年間に予想以上に景気が悪化した場合の損失発生状況などを査定し、各金融機関のその際の資本不測額を試算、資産内容の透明性を高め、資本増強を促すことによって、金融システムの安定化を図る狙いがあったのです。
今週23日に発表される、欧州金融機関のストレステストはどこまで資産が開示されるのか、査定の前提となるシナリオの内容、そしてそのシナリオが適切なものなのかどうかなども問題視されてあり、「健全」か「健全でない」かの結果はもとより、査定内容と結果の双方に市場の注目が集まっています。事前に伝えられている段階では主な金融機関は問題がないとされていますが、いざ蓋を開けて見ないとわからない部分も多く、また、ストレステストの結果に対する市場の反応も気になるところです。ただ、逆に言えばここで安心感が出ればユーロが水準を変えてくる可能性もありそうです。