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持高調整の売りが一巡、欧州金融不安、米景気回復鈍化懸念が薄れ、決算期待もあって急反発
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| 指数 | 寄り付き | 高値 | 安値 | 終値 | 前週比 |
| 日経平均(7月5日〜7月9日) | 9,266.78 円 | 9,585.32 円 | 9,266.78 円 | 9,585.32 円 | △ 381.61 円 |
| NYダウ(7月6日〜7月9日) | 9,743.62 ドル | 10,198.03 ドル | 9,743.62 ドル | 10,198.03 ドル | △ 511.55 ドル |
先週の米国市場は先々週とは反対に経済指標などへの反応も株価が大きく下落した後で値頃感が出ていたこともあり、楽観的な反応となり、週初のISM非製造業景況感指数が芳しくなかった割に反応はないなど、戻りを試す展開となりました。欧州での銀行のストレステスト(資産査定)やECB(欧州中央銀行)総裁のコメントなどへの反応も楽観的なものとなり、信用収縮や景気回復鈍化懸念も薄らいで、週間を通して堅調、底入れ感も強まりました。
今週は先週の反動もあり、上値も重くなるのかもしれませんが、引き続き戻りを試す展開となりそうです。悪材料とされていた欧州金融不安や米国の景気回復鈍化に対する懸念も薄らいでおり、四半期決算の発表を受けて堅調な展開となりそうです。決算が芳しくないものとなれば、またぞろ景気回復鈍化懸念が強まるのでしょうが、信用収縮の売りが一段落したことで、底堅さは見られるものと思います。
経済指標の発表は今週は水曜日の小売売上高まで注目されそうなものはありませんが、週初にはアルコア、水曜日早朝にインテル、木曜日夜にはJPモルガン・チェースの四半期決算の発表があり、決算動向には敏感に反応するものと思います。また木曜日にはFRB(連邦準備理事会)の経済見通しの発表や生産者物価指数(PPI)、ニューヨーク連銀景気指数、新規失業保険申請件数に鉱工業生産指数、フィラデルフィア連銀景気指数の発表が集中しており、波乱要因となりそうです。週末は消費者物価指数(CPI)の発表があり、動きが見られるかもしれま
先週の日本市場は信用収縮からの持高調整の売りが一巡となった感もあり、悲観的な見方も少なくなって、堅調な地合いとなりました。週初は予想外に堅調、火曜日には取引時間中に持高調整の売りに押される格好で昨年7月や11月の安値水準を窺うような場面もありましたが、そうした「ひやり」とするようなところでは逆に値ごろ感からの買いが入る展開で底入れ感が強まりました。外部要因などに反応しているというよりは目先の需給だけでの動きという感じですが、底入れ感が強まったものと思います。
今週は四半期決算の発表が始まる前に米国での四半期決算の動向などに振らされることになりそうです。週初は参議院議員選挙の結果に反応する場面もあるのかもしれませんが、どっちに転んでも政局の混乱は必至と見られているだけに既に織り込まれているものとして反応は限定的となりそうです。景気回復鈍化懸念も新興国経済の順調な伸びが確認されると薄れてくるのでしょうが、米国企業の決算動向次第ではまだまだ波乱もありそうです。
今週は週初には企業物価指数の発表がありますが、選挙動向に反応することが多く、特に反応はないものと思われ、火曜日の鉱工業生産指数、水曜日の商業販売統計も「改定値」ということで大きな変化がないとほとんど反応はないものと思われます。木曜日の機械受注も引け後の発表、しかも改定値ということで、反応はほとんど見られないものと思われ、日銀の展望レポート中間評価の発表もありますが、特に材料視されることもないかもしれません。
25日移動平均線との乖離も大きくなり、反発、一気に25日移動平均線を抜ける水準まで上昇となりました。25日移動平均線と75日移動平均線との乖離も大きく、引き続き25日移動平均線を大きく割り込む場面があってもすぐに戻るような展開となりそうです。とりあえずは25日移動平均線のサポートを確認しながら75日移動平均線に上値を押さえられるような展開となるのでしょう。
来週の予想レンジ 9,900.00ドル 〜 10,300.00ドル
25日移動平均線との乖離が大きくなったところでは底堅さを確認して戻りを試す展開となりましたが、25日移動平均線に上値を押さえられてしまいました。週初に25日移動平均線を抜けてこないと再び下値を試す動きとなるのでしょうが、25日移動平均線と75日移動平均線との乖離も大きく、25日移動平均線を抜けて、25日移動平均線のサポートを確認するような展開となるのではないかと思います。25日移動平均線と75日移動平均線との乖離が縮小するまで、2つの移動平均線の間での動きとなるものと思います。
今週の予想レンジ 2,150.00pt 〜 2,250.00pt
25日移動平均線を抜けて来ました。前回も75日移動平均線に上値を押さえられたように、今回も75日移動平均線まで戻るといったんは上値を押さえられそうです。ただ、下値も今度は25日移動平均線にサポートされるものと思われ、狭い範囲での動きとなるものと思います。
今週の予想レンジ 255.00pt 〜 265.00pt
ようやく25日移動平均線の水準まで戻りました。まだ、25日移動平均線と75日移動平均線との乖離も大きく、25日移動平均線を抜けれきれなくても25日移動平均線に絡みながら強含みの展開となりそうです。週初に25日移動平均線を抜けてくれば、25日移動平均線のサポートを確認しながら75日移動平均線までの戻りを試す動きとなって来るのではないかと思います。
今週の予想レンジ 9,400.00円 〜 9,900.00円
25日移動平均線を抜けかかって来ました。いったん下値が確認されたことで、25日移動平均線に絡みながらの動きとなりそうです。25日移動平均線と75日移動平均線との乖離が大きく、25日移動平均線を大きく割り込むところでは底堅さも見られるものと思います。週初に25日移動平均線を抜けてくれば、25日移動平均線をサポートに6月の戻り高値水準=900を目指すことになりそうです。
今週の予想レンジ 850.00pt 〜 890.00pt
25日移動平均線との乖離が大きいところで底堅い展開となりました。25日移動平均線と75日移動平均線の乖離が十分に広がってきており、そろそろ25日移動平均線に絡む水準まで戻ってもいいところです。ただ、25日移動平均線まで戻るといったんは上値も重くなってしまいそうです。
今週の予想レンジ 1,220.00円 〜 1,250.00円
25日移動平均線との乖離が大きくなったところで底堅さを確認、戻りを試す展開となっています。25日移動平均線と75日移動平均線との乖離も広がっており、売られすぎの感もあって、戻りを試す展開となって来るものと思います。25日移動平均線まで戻ればいったん上値重くなるのでしょうが、急騰して一気に25日移動平均線を抜けるようであれば25日移動平均線をサポートに強含みの展開となりそうです。今週は25日移動平均線を抜けるのかどうかを試す動きとなりそうです。
今週の予想レンジ 1ドル=87.80円 〜 90.00円
日銀により調査される指標で日本で最も古い統計とされています。かつては「卸売物価指数」とされていましたが、2000年基準に改定されるときに企業物価指数に変更になりました。企業物価指数とは企業間の取引の価格を指数化したもので、国内の企業間の取引を対象とした企業物価指数(国内企業物価指数)、海外に輸出される価格を対象とした輸出物価指数、海外から輸入される価格を対象とした輸入物価指数に分かれます。
それぞれの指数について、品目別だけでなく、原材料として使われるのか、中間財として使われるのかと言うような段階別の指数も公表されます。原材料の価格が上がればいずれ中間財の価格が上昇、そして最終的には物価の上昇に繋がるというような見方をするのです。また、為替動向によって輸入物価の変動などもあるのが特徴です。また、企業物価指数は日銀から調査対象月の翌月の第8営業日に発表されるもので、速報性の高い指標という特徴があります。
今週は週初に発表され、参議院銀選挙の動向が話題になって、ほとんど市場への影響はないものと思われますが、市場予想も+0.6%と、前回数値の+0.4%を上回っており、予想よりもさらに上振れるような数字となると「デフレ脱却」期待も取り沙汰される場面も出てきそうです。米国での景気回復が確認されるような展開となり、商品市況などが堅調な地合いとなると今後もされに堅調となる可能性もあり、そろそろ注目される指標となって来るかもしれません。