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景気回復、業績回復を織り込み堅調な地合いが続く。目先的な過熱感は強く上値も限定的か。
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| 指数 | 寄り付き | 高値 | 安値 | 終値 | 前週比 |
| 日経平均(3月29日〜4月2日) | 10,986.47 円 | 11,286.09 円 | 10,986.47 円 | 11,286.09 円 | △ 289.72 円 |
| NYダウ(3月29日〜4月1日) | 10,895.86 ドル | 10,927.07 ドル | 10,856.63 ドル | 10,927.07 ドル | △ 76.71 ドル |
先週の米国市場は週末の雇用統計を筆頭に引き続き景気回復を示す指標が多く見られました。住宅価格も下げ渋り、下げ止まり感が見られ、民間調査の雇用レポートはまだ雇用の改善には慎重な見方となっていましたが、ISM景況感指数も予想を上回るなど、予想以上に景気の回復が進んでいると見られる指標の発表が多く、株式市場も出口戦略が気になり、上値は重いものの堅調な展開となりました。
今週も週末の雇用統計で改善が見られたことを好感する動きから始まりそうです。ただ、先週末に公定歩合の引き上げが話題になったように、「出口戦略」などが取り沙汰されて金利動向などを見ながら利益確定売りが嵩んでくる可能性もありそうです。公定歩合の引き上げがあれば一旦売られる場面があっても直ぐに織り込んで切り返して来そうです。そうなると、経済指標の好転が金利上昇には結びつかなくなり、景況感の好不調に市場が反応することになりそうです。公定歩合の引き上げに反応がないと逆に経済指標が好調であると「出口戦略」が取り沙汰されて上値を抑えられることになりそうです。
月曜日はISM非製造業景況感指数の発表があり、景況感の改善が示されるものと思います。また、仮契約住宅販売指数で住宅指標の回復が見られるのかどうかが注目され、住宅販売に底入れ感、回復感が出るとますます「出口戦略」が取り沙汰されることになるのでしょう。今週はその他は毎週木曜日に発表される新規失業保険申請件数が気になることになりそうですが、特に主要な経済指標の発表はなく、1−3月期の個別企業の決算動向を気にすることになりそうです。決算動向は出口戦略と言うよりは業績回復度合いを素直に計ることになりそうです。
先週の日本市場は日銀短観の発表、期を跨ぐ展開となり、波乱含みとなるかと思われましたが、予想以上に強い相場となりました。日銀短観はほぼ予想通りで、米国の経済指標もまちまち、過熱感が強まっているにも関わらず持高調整と見られる買いが続き、米国株が堅調であることや為替も円安方向に振れたことで、売り急ぐ要因に乏しく、先物の買い戻しなどもあって上値追いとなりました。買い急がなければならない理由もなかったのですが、世界的な景気回復を織り込むようにリスク許容度が増えたかのように堅調な地合いが続きました。
週初は週末の米雇用統計で雇用者増となって好感する展開から始まりそうです。ただ、その一方で米国での「出口戦略」が気になることになりそうで、日本でも好調な経済指標の発表があれば日本でも金利動向などを取り沙汰される可能性もありそうです。景気回復を織り込む格好で政治の混乱などが打ち消されていますが、指数の過熱感が強まると、そうした政局の混乱も景気回復の腰折れ要因、金利などの不安定要因とされるかもしれません。
今週は週初は米雇用統計の発表を受けての展開となり、火曜日には景気動向指数、木曜日の寄り付き前には機械受注がそして引け後には工作機械受注の発表があり、業績回復のトレンドが続いているのかどうかを確かめることになりそうです。また、2010年3月期業績の上振れ期待が現実味を帯びてくるのかどうかなども注目されることになりそうです。業績回復傾向、景気回復傾向が継続しているのかどうかが、そのトレンドを窺うことになるのでしょう。
堅調な展開が続いていますが、移動平均線との乖離も大きくなったところで上値も重くなっています。まだ、乖離を縮小するような場面もあるのでしょうが、25日移動平均線を意識するところでは底堅さも見られるものと思います。逆に移動平均線との乖離が広がるところでは上値も重くなり、先週に続き上値の重い展開がまだ続き、上値の重さを嫌気するような場面も見られそうです。
来週の予想レンジ 10,700.00ドル 〜 11,100.00ドル
底堅さを確認しながら移動平均線との乖離を縮小、もみ合いとなっています。25日移動平均線の上昇が大きく、乖離も縮小しており、引き続き底堅い展開が続くものと思いますが、25日移動平均線と75日移動平均線との乖離も大きく、上値も重くなりそうです。25日移動平均線にサポートされながら、25日移動平均線に沿うような動きとなって来るのではないかと思います。
今週の予想レンジ 2,350.00pt 〜 2,450.00pt
一気に切り返し、75日移動平均線を抜けるところまで戻りました。ここから正念場と言う感じですがいったん75日移動平均線が下落となり、25日移動平均線と「ゴールデンクロス」となるものと思われ、週初にこの水準を保つ、25日移動平均線と75日移動平均線を下回らなければ底堅くなり、戻りを試す動きとなって来るのではないかと思います。
今週の予想レンジ 265.00pt 〜 280.00pt
1月高値を抜けて一気に上昇、上値追いとなりました。ただ、移動平均線との乖離も大きく、過熱感を冷ますような動きとなるものと思います。1月高値を付けた時のような急激な調整と言うよりは昨年7月から8月に上昇した時の調整のような、底堅さを確認しながらもみ合いの中での調整となるのではないかと思われ、そろそろ上値の重さを確認して移動平均線水準までの調整があるかもしれません。
今週の予想レンジ 10,800.00円 〜 11,500.00円
1月高値、昨年8月の高値水準を抜けて来ました。ただ、8月高値、1月高値を付けた時のように移動平均線との乖離も大きく、過熱感が強まっており一旦は調整となって来るのではないかと思います。まだ25日移動平均線と75日移動平均線との乖離はまだ大きくはないので、25日移動平均線との乖離が縮小するところでは底堅さも見られるものと思います。1月高値水準=966、での底堅さを確認するような場面もあるものと思われます。
今週の予想レンジ 960.00pt 〜 1,000.00pt
昨年8月、9月の高値を抜けて達成感から売られる場面もありましたが、25日移動平均線まで下がらずに、その昨年8月、9月の高値水準をサポートに反発、高値追いとなっています。ただ、移動平均線との乖離も大きく、過熱感から上値も重くなってきており、今週は上値の重さを嫌気するように押し目を探る展開となるのではないかと思います。
今週の予想レンジ 1,240.00円 〜 1,280.00円
1月高値水準を抜けて来ました。ようやく25日移動平均線と75日移動平均線が「ゴールデンクロス」となりそうで、堅調な地合いは続きそうですただ、移動平均線との乖離はかなり大きく、円高トレンドは終了し、円安トレンドに向かうものと思われますが、目先的な調整は否めないと思われます。1月高値水準である92円から93円での底堅さを確認し、移動平均線との乖離を縮小するような展開となって来るのではないかと思います。
今週の予想レンジ 1ドル=92.00円 〜 95.50円
内閣府が毎月、全国280社の機械製造業者から受注額を合計するもので毎月10日前後に2カ月前のものが公表されます。機械製造業者が1カ月間にどれだけ受注したかを調べたもので、機械そのものが「モノ」を作るものであり、「モノ」を作るための機械を「受注」するということで設備投資の先行指標として注目されるのです。
機械受注の内容は国内の民間企業からの受注である「民需」、官公庁からの受注である「官公需」、そして海外からの受注である「外需」に分けられて集計されます。規模が大きくて、一つの受注で集計数字が大きく変わってしまう可能性のある造船と電力会社からの受注を除いた「船舶、電力を除く民需」が民間の設備投資の先行指標として注目されます。ただ、これでも「ブレ」が大きいとして四半期ベースで見たり、移動平均でトレンドを見ることもあります。
機械受注統計は元来月ごとに大きく振れやすく、トレンドを見る場合には「移動平均」を使うこともあります。12月の機械受注が予想を大きく上回り、1月は予想を若干下回った状況で、今回発表される2月の機械受注は1月のマイナスからプラスに転じ、堅調な伸びを示すとの予想となっています。クイック社集計の予想でも予測の中心が3.9、平均値は3.7で−3.5から13.0までの範囲となっています。いずれにしても底堅い堅調な数字と見ていることですが、マイナスとなると影響は大きく、逆にプラスでも予想の範囲ないであれば、大きな影響はなく、予想を超えるようであれば、好感する動きとなるものと思います。