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米公定歩合引き上げも景気回復を受けた動きで問題視されず
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| 指数 | 寄り付き | 高値 | 安値 | 終値 | 前週比 |
| 日経平均(2月15日〜2月19日) | 10,013.30 円 | 10,335.69 円 | 10,013.30 円 | 10,123.58 円 | △ 31.39 円 |
| NYダウ(2月16日〜2月19日) | 10,268.81 ドル | 10,402.35 ドル | 10,268.81 ドル | 10,402.35 ドル | △ 303.21 ドル |
ようやく企業業績に続いて経済指標の好転も見られ、戻りを試す展開となっています。ただ、景気指数などの好転は見られても実際に雇用や個人消費の改善を示す指標は少なく、景気回復を確認したものの、景気回復の度合いを測るという状況にはかわりないようです。週末も公定歩合の引き上げで上値も重くなる銘柄も多く。目先的な指数の過熱感は否めないところです。
今週も引き続き「出口戦略」を取り沙汰しながら景気回復を織り込む動きにはなるものと思いますが、個人消費や雇用関係の指標に改善が見られないといったんは調整となってしまいそうです。住宅関連の指標の発表も多く、これらに大きな改善が見られるとますます「出口戦略」が注目されることとなり、調整気分も強くなり、逆に弱すぎても景気回復期待が強すぎたということでいったんは手仕舞い売りや利益確定売りに押されることになりそうです。
今週は住宅関連の指標が多く見られます。火曜日(現地時間、以下同)にはS&P/ケース・シラー住宅価格指数の発表があり、下げ止まりが確認されるかどうか注目されます水曜日は消費者信頼感指数が発表になり個人消費の回復がはっきりと見られるのかどうかが注目され、木曜日には、新規失業保険申請件数、耐久財受注にFHFA住宅価格指数の発表があり、週末にはGDP(国内総生産)の改定値やシカゴ購買部協会指数、中古住宅販売が発表になります。いずれにしても景気回復度合いと「出口戦略」懸念のせめぎ合いは続くものと思われます。
先週の日本市場は下値を確認して戻り歩調となったものの週末の米国公定歩合引き上げを受けて手仕舞い売りが嵩み再び下値を探るような動きとなりました。中国の金融引き締めから始まり、米国の「出口戦略」で終わるといった状況でした。ただ、先々週の機械受注などと同様に粗鋼生産や百貨店売上高などの経済指標は回復、あるいは改善を示すものが多く、反応は鈍いものの下支えとはなったものと思います。まだ、デフレが続いているものと思われ、日本では「出口戦略」が取り沙汰されない分底堅い展開となったものと思います。
先週末には米国公定歩合の引き下げで売られてしまうのではないかとの恐怖心から大幅下落となりましたが、戻りを試す展開であることには変わりなさそうです。為替の落ち着きや経済指標の好転なども見られ、底堅い展開は続くものと思われます。それでも週初は中国市場の再開の様子を見たいというような動きもあるのでしょうが、結局は影響はあまりないということで、中国の金融引き締め懸念も薄れ戻りを試すことになりそうです。
今週は月末ということでもあり、経済指標の発表も多く見られます。週末に消費者物価指数(CPI)の発表がありデフレ脱却の糸口が見られるか注目されますが、上昇となる可能性は低く、市場への影響は少ないと思われます。鉱工業清算指数や商業販売統計も発表になり、改善は見られるものと思われますが、カイエ前スピードは依然として鈍く、影響も限定的となりそうです。住宅着工統計も発表になりますが、これもまた特に材料視されることはなく、米国市場動向など外部環境の変化に振らされる状況には変わりないものと思います。
75日移動平均線はまだ上昇が続いており、ローソク足も75日移動平均線を抜けて来たのですが、25日移動平均線と75日移動平均線とが「デッドクロス」となり、ここで上値を押さえられてしまうと再び下値を確認するような展開となりそうです。75日移動平均線が「抵抗帯」となっているのか、「サポート」となるのか、週初の動きで決まりそうで、正念場といえるでしょう。週初に堅調となれば、上値は重いながらも堅調、軟調となれば、底堅いながらも軟調な展開となるものと思います。
来週の予想レンジ 10,150.00ドル 〜 10,600.00ドル
25日移動平均線と75日移動平均線の「デッドクロス」がかろうじて免れている状況で、ローソク足がこれらの移動平均線を抜けて来ました。まだ、25日移動平均線は下落が続いていると思われ、「デッドクロス」となりそうですが、25日移動平均線と75日移動平均線をサポートに強含みの展開となりそうです。週初に底堅い堅調な展開であれば、戻りを試す状況は続き、週初に軟調となると移動平均線のサポートを何度か試すことになりそうです。
今週の予想レンジ 2,150.00pt 〜 2,280.00pt
25日移動平均線と75日移動平均線が「デッドクロス」となって調整局面であることが確認され、戻りも試す展開となりました。75日移動平均線までは戻りましたが、ここから正念場となりそうです。昨年10月から12月にかけてのもみ合い水準まで戻っているのですが、移動平均線はまだ下落が続いており、上値の重い展開は続くものと思います。移動平均線にサポートされて底堅さも見られ、戻りを試すことになるのでしょうが、上値の重さを確認して調整気分が強まることもあるものと思います。
今週の予想レンジ 268.00pt 〜 285.00pt
75日移動平均線を抜けて切り返しが期待されましたが、25日移動平均線に上値を押さえられて再び75日移動平均線のサポートを確かめる動きとなっています。25日移動平均線を上に抜けないと25日移動平均線と75日移動平均線が「デッドクロス」となり、しかも75日移動平均線も下落となってしまい、調整が長引きそうです。週初にでも25日移動平均線を抜けてこないと調整となるかもしれません。
今週の予想レンジ 9,900.00円 〜 10,400.00円
結果的に75日移動平均にサポートされたというよりは抜け切れなかったということになってしまいそうです。週初に25日移動平均線の抵抗帯を試すような動きになるか、一気に抜けてこないと調整となる可能性が高くなりそうです。週初に75日移動平均線を割り込んだままであれば(軟調となれば)下値を試す動きとなるのでしょう。
今週の予想レンジ 880.00pt 〜 920.00pt
25日移動平均線に上値を押さえれた動きとなっています。25日移動平均線の上昇もそろそろ止まるところで、週半ばあたりまでに抜けてこないと75日移動平均線のサポートを確認するような調整となりそうです。週初から25日移動平均線を抜けてくれば25日移動平均線をサポートに1月の高値を窺うような展開となってくるものと思います。
今週の予想レンジ 1,175.00円 〜 1,220.00円
ぎりぎりのところで上に放れ、強含みの展開となりました。この水準が保てれば25日移動平均線は横ばいから上昇に転じ75日移動平均線と「ニアミス」と言う形で強含みのパターンとなります。週初から底堅いような堅調な動きとなれば1月高値を目指すことになりそうです。
今週の予想レンジ 1ドル=90.00円 〜 93.50円
消費者物価指数とは総務省のホームページによると「全国の世帯が購入する家計に係る財及びサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列的に測定するもの」としています。つまり、消費構造を一定のものとして家計を固定、この家計の消費が物価の変動によってどのように変化するのかを指数化したものです。毎月作成し、翌月の下旬に「全国」をその月の下旬に「東京都区部」を発表しています。
指数計算に用いられる各品目及びウエイトは総務省の家計調査の結果などに基づき、各品目の価格も「小売物価統計調査」によって調査された小売価格が使われています。総合指数のほかによく使われるのが、変動の大きい生鮮食品を除いたもの(コアCPI)、食品及びエネルギーを除いたもの(コアコアCPI=国外ではこれを「コアCPI」としている)の二つです。
米国で公定歩合が引き上げられ、中国でも預金準備率の引き上げがあるなど世界的に景気回復が確認されたとして金融緩和の「出口戦略」を取り始めているのですが、日本ではまだ「デフレ脱却」となっておらず、金利の引き上げなどは考え難い状況となっています。デフレ脱却のために「インフレ目標」を設けるべきだなどと言う意見もあるようですが、当面、この消費者物価指数の上昇が確実となるまでは金利政策の変更はないものと思われます。今回の発表もまだ前年同月比でプラスと見る向きはなく、クイック社の集計によると「コアコアCPI」で-1.1から-1.3の範囲での予測(中心値、平均値共に-1.2)となっており、まだまだマイナスが続くものと思われます。