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引き続き金融引き締めや金融規制問題、金融不安が尾を引き世界的に景気回復一服の動き
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| 指数 | 寄り付き | 高値 | 安値 | 終値 | 前週比 |
| 日経平均(1月25日〜1月29日) | 10,512.69 円 | 10,512.69 円 | 10,198.04 円 | 10,198.04 円 | ▼ 392.51 円 |
| NYダウ(1月25日〜1月29日) | 10,196.86 ドル | 10,236.16 ドル | 10,067.33 ドル | 10,067.33 ドル | ▼ 105.65 ドル |
先週は金融規制や中国での金融引き締めなどが懸念されて大きな下落となりました。ダウ平均やナスダック指数も一旦、節目と見られる水準で下げ止まったかに見えましたが、週末の下落で下に抜けてしまった可能性もありそうです。 雇用指標は芳しくないものの、週末のGDP(国民総生産)は好調であるように、経済指標は相変わらずまちまちで、米国内での景気回復がまだ本格的ではないと見られ、好調とされた企業業績も回復が一服となるものが多く、こうした中で金融規制や新興国での金融引き締めといった回復の腰を折るようなものが見られることから、相場の上昇自体に疑心暗鬼になっているものと思われます。
今週は景気回復傾向が一段落と見られるようになったところで、経済指標などでその一段落が終わり、再び回復傾向を確認できるかどうかが注目されます。企業業績も回復一段落となった感もあり、これまでの株価の上昇トレンドが終わったのか、押し目を確認する状況なのかがはっきりとして来るのではないかと思います。経済指標などの好悪の材料そのものよりも好悪の材料への反応が注目されます。
月初ということで月曜日の個人消費支出・個人所得に始まり、主要指標が発表され、改善傾向が継続しているのかどうかが注目されるのと同時にその発表に対する株式市場の反応が大いに注目されます。同じく月曜日はISM製造業景況感指数と建設支出、火曜日は仮契約住宅販売指数と新車販売台数水曜日はADP全米雇用レポートやISM非製造業景況感指数、木曜日は労働生産性や新規失業保険申請件数に製造業受注が発表になり、週末には雇用統計に消費者信用残高と主要な経済指標が目白押しの週となります。
先週の日本市場は中国の金融引き締め、欧州の金融不安、米国の金融規制の影響に加え、日本国債の格付け見通しが引き下げられたことなどを嫌気する動きや政策の混迷を受けて軟調となりました。持高調整の買い戻しが入り戻りを試す場面もあったのですが、あくまでも目先の需給要因で押し上げられただけであり、 基調は弱含みとなっており、下値を試す展開となりました。
今週も日本市場は先週に引き続き下値を試すような、確認するような展開になって来るのではないかと思います。中国などの新興国は金融引き締め懸念が根強く、欧州はギリシャの問題などに見られるように財政上の懸念が金融不安として残り、米国では景気回復に対して疑心暗鬼になっており、また金融規制の問題が尾を引きそうです。 日本では一時期の米国のように個別企業の決算はいいのだが、経済指標が芳しくない、と言う状況であり、依然として政局に対する不安やデフレ懸念が根強く、「外国人買い」などと言うことで目先の需給が好転しても上値は限られそうです。
経済指標に対しては依然として反応は鈍いものと思われます。今週は月曜日の新車販売台数、火曜日のマネタリーベース、週末の景気動向指数などが発表になりますが、これらへの反応は限定されそうです。先週に続き多くの決算発表が見られそうですが、先週の指数の下押しで好決算には反応しやすくなっているかもしれません。米国での主要な経済指標などに反応しながら下値を探る展開が続くものと思います。
一気に25日、75日の移動平均線を割り込んで、底堅さは見られたのですが、75日移動平均線をすぐに回復できなかったことで、今度は75日移動平均線が上値を押さえ、本格的な調整となったと思われます。週初に75日移動平均線を抜けないと下値を試す動きとなり、25日移動平均線と75日移動平均線の「デッドクロス」となってしまいそうです。
来週の予想レンジ 9,600.00ドル 〜 10,200.00ドル
75日移動平均線でいったん下げ渋ったものの割り込んでしまいました。節目と見られる2,200の水準も割り込み、調整となっています。今後は75日移動平均線をすぐに抜けてこないと、調整が長引くものと思われ、週初に軟調となると調整感が一気に強まり、下値を探る動きとなって来るものと思います。
今週の予想レンジ 2,050.00pt 〜 2,200.00pt
75日移動平均線にいったん上値を押さえられ、戻りの鈍さが確認されると調整気分が強まり、昨年10月から12月にかけてのもみ合いの下限水準を割り込んでしまいました。ここが正念場、ここからの反発しないと昨年7月から9月にもみ合いとなった水準まで一気に下落となってしまいそうです。ここで下げ渋れば昨年10月から12月のもみ合いと同じような動きとなって来るものと思います。
今週の予想レンジ 260.00pt 〜 270.00pt
25日移動平均線を割り込み75日移動平均線のサポートを確認するような格好となっています。ようやく上昇となっていた75日移動平均線だけにここで下げ止まらないとまた調整が長引いてしまいそうです。25日移動平均線と75日移動平均線との乖離が大きく、ここから縮小すると思いますが、75日移動平均線と25日移動平均線の間での動きとなるのか、75日移動平均線を割り込んで下値を探る動きとなるのか、週初の動きが注目されます。
今週の予想レンジ 10,100.00円 〜 10,600.00円
一気に25日移動平均線を割り込んできており、ようやく上昇に転じてきた75日移動平均線にサポートされて底堅くなって来るかどうかが注目されます。週初に75日移動平均線を割り込まなければいったん底堅さが見られるものと思いますが、週初に割り込んでしまうと今度は75日移動平均線が上値の抵抗となってしまいそうです。25日移動平均線と75日移動平均線の乖離も大きく、縮小するような調整となるものと思われ、いったんは25日移動平均線に上値を押さえられ、75日移動平均線にサポートされるような動きになって来るのではないかと思います。
今週の予想レンジ 890.00pt 〜 925.00pt
昨年10月の戻り高値水準で上値を押さえられた格好となりました。25日移動平均線と75日移動平均線が「ゴールデンクロス」となって75日移動平均線が上昇に転じており、底堅い堅調な地合いが続くものと思われ、25日移動平均線を意識するところでは底堅さも見られるものと思います。移動平均との乖離が大きくなったところで上げ一服となりましたが、強含みの展開が続くものと思います。
今週の予想レンジ 1,190.00円 〜 1,220.00円
75日移動平均線を割り込んで75日移動平均線が上値を押さえる格好となっています。週初に75日移動平均線を抜けてくれば25日移動平均線に上値を押さえられながらも強含みの展開となるのでしょうし、75日移動平均線を抜け切れないと25日移動平均線と75日移動平均線の「デッドクロス」が懸念されてますます上値が重くなり、上値の重さを嫌気するように下値を探ることになってしまうのでしょう。
今週の予想レンジ 1ドル=88.50円 〜 91.50円
ISM製造業(非製造業)景気指数とはInstitute Supply Monagement=米供給管理協会が発表する景気動向を示す指数で、全米約350社の仕入れ担当者にその企業の購買の状況などをアンケート調査実施して集計されるものです。毎月発表される経済指標、景気指標のなかで最も早いタイミングで発表されること(翌月第一営業日)や直接、企業の購買担当者への調査であることから、先行指標とされます。
直接、購買担当者への調査であることで原材料の仕入れ状況や仕入れのためのセンチメント、つまりはこれから製造(販売)するものに対する仕入れ状況からの景気判断で先行性があり、重要視されるものです。この指数が50%を超えれば好況、下回ると不況とされます。 今回の世界同時株安からの景気底入れが期待されるなかでもいち早く、年初に底入れした先行指標なのです。
指標の中身は「新規受注」「生産」「雇用」「入荷遅延」「在庫」そして、景気指数であり、製造業指数は昨年8月に50は超えたものの、その後は伸び悩みとなって、景気回復の鈍さが気になり出しているところです。今回の予想も53.0〜56.5、予測の中心が55.0、平均値も55.0とほぼ12月を若干下回るとの予想となっています。50を割り込むようなことないと思われますが、「雇用」が悪化すると週末の雇用統計などが懸念されることになり、市場への影響は大きいかもしれません。 予測の下限を下回るようなことになると大きな下げとなってしまいそうです。逆に予測の上限を超えるようなことになると、「出口戦略」が取り沙汰されて、これもまた売り要因となりそうです。