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日米共に高値更新だが米国市場は週末には調整気分が強まる
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| 指数 | 寄り付き | 高値 | 安値 | 終値 | 前週比 |
| 日経平均(1月12日〜1月15日) | 10,879.14 円 | 10,982.10 円 | 10,735.03 円 | 10,982.10 円 | △ 183.78 円 |
| NYダウ(1月11日〜1月15日) | 10,663.99 ドル | 10,710.55 ドル | 10,609.65 ドル | 10,609.65 ドル | ▼ 8.54 ドル |
先週の米国市場は決算発表が始まるなかで、経済指標の改善が鈍く、決算も決して悪い決算というわけではないのですが、出尽くし感や景気回復を確信するほどの決算となっていないことから、上値の重い展開となりました。堅調となるような場面もあったのですが、金融緩和の出口戦略が取りざたされるようなこともあり、一気に上伸とは行きません。センチメントはまだ上向きと見られ、売り急ぐような場面もほとんどなかったのですが、まだ先行きに確信が持てないということなのでしょう。
今週も決算発表が続々と行われ、その動向に一喜一憂することになりそうです。商品市況の上昇も一服となっており、リスク許容度の上昇も一服となった感があり、決算動向が好調となれば金融緩和の出口戦略が取りざたされることになるのでしょうし、決算動向が芳しくないと景気の腰折れ懸念も出るようなことになりそうです。ここまで順調に景気の回復を織り込んで来た相場もいったん調整となる可能性もありそうです。
今週は月曜日が休日ということもあり、注目される経済指標は少なくなっています。水曜日に生産者物価指数(PPI)が発表になりますが、特にインフレ懸念が取りざたされることもなく影響は少ないものと思われます。水曜日の住宅着工件数や住宅市場指数などが発表になり、住宅市況の底入れ感が確認できるかが注目されます。週末には景気先行指数や半導体製造BBレシオが発表になり、景気回復の度合いを測るような動きとなるものと思います。
先週の日本市場は中国の金融引き締め懸念から振らされる場面はあったものの堅調な展開となりました。節目と見られた10,800円から900円水準を最後に抜けた格好となり、目先的な需給要因ではあると思いますが上値追いとなりました。為替動向や日米の経済指標など総じて芳しいものではなく、注目された米雇用統計や日機械受注も予想を下回るような状況ではあったのですが、超低金利継続に期待する動きで商品市場などから株式市場に投機的な資金(リスクマネー)が流れたものと思われ、株式市場は堅調となりました。
今週は特に注目されるイベントも指標もありませんが、国会が始まり、政局の混乱が予想されることから、混乱を嫌気するような動きとなるのかもしれません。為替なども一方向には動き難いのでしょうが、リスクマネーの流れが何処に向かうのかで相場も変わって来そうです。米国での決算発表が本格化するなかで、業績回復が期待されるだけに失望を誘うようなことになると、目先的な過熱感が強いだけに調整となって来るのかもしれません。
経済指標は特に注目されるようなものもないのですが、粗鋼生産など新興国などを中心に世界的な景気回復を確認することになるのでしょう。先週の相場もそうでしたが、「外国人買い」とは言っても目先的な買い戻しなども見られるようで、どこまでしっかりと腰を据えて買いが入るのかまた、新たな市場参加者が見られるのかどうかなどが注目されるものと思います。一昨年の9月末から10月にかけて急落となった水準まで戻ったことで、達成感も出てくるかもしれません。
高値更新となりましたが、目先的な過熱感、移動平均線との乖離が大きくなったこともあり、週末には調整となりました。まだ25日移動平均線と75日移動平均線との乖離もそれほど大きくはなく、目先的な過熱感を冷ましなが順調に上昇している感じです。25日移動平均線でのサポートを確認しながらもう少し堅調な地合いが続きそうです。
来週の予想レンジ 10,450.00ドル 〜 10,800.00ドル
25日移動平均線に近づく場面では底堅さも見られます。25日移動平均線と75日移動平均線との乖離が広がりつつあり、引き続き25日移動平均線から大きく離れる場面では過熱感が強まるものと思います。25日移動平均線に絡みながら上値も重いが底堅いような展開が続くものと思います。
今週の予想レンジ 2,250.00pt 〜 2,350.00pt
25日移動平均線にサポートされて底堅さは見られるものの上値の重い展開となりました。まだ25日移動平均線と75日移動平均線との乖離も大きくはなく、今週も引き続き25日移動平均線にサポートされながら底堅さは見られるものと思います。
今週の予想レンジ 280.00pt 〜 290.00pt
25日移動平均線との乖離も大きく過熱感が出ています。25日移動平均線と75日移動平均線との乖離も大きくなっており、いったんは25日移動平均線のサポートを確認するような調整となって来るのではないかと思います。いったん25日移動平均線と75日移動平均線との乖離が縮小するまでは上値の重い展開が続くのではないかと思います。
今週の予想レンジ 10,500.00円 〜 11,000.00円
25日移動平均線と75日移動平均線の「ゴールデンクロス」に続き75日移動平均線が上昇に転じ、上昇トレンドと見ても良いものと思いますが、25日移動平均線との乖離も大きく、いったんは25日移動平均線のサポートを確認するような展開になるのではないかと思います。25日移動平均線が75日移動平均線と大きく乖離しており、この乖離を縮小させるように上値が重くなりそうです。
今週の予想レンジ 920.00pt 〜 985.00pt
25日移動平均線との乖離は広がったままですが、75日移動平均線を抜けて堅調な展開が続いています。引き続き25日移動平均線の乖離が広がるところでは上値も重くなるのでしょうが、75日移動平均線をサポートに底堅い展開も続くものと思います。75日移動平均線と25日移動平均線の「ゴールデンクロス」も期待され、強含みの展開が続くのでしょう。
今週の予想レンジ 1,180.00円 〜 1,220.00円
25日移動平均線と75日移動平均線の乖離も大きくなり、25日移動平均線を割り込んで来ました。まだ75日移動平均線にはサポートされる可能性も高く、25日移動平均線と75日移動平均線の乖離が縮小するところからは過熱感が薄れて反発となって来るものと思います。
今週の予想レンジ 1ドル=89.50円 〜 93.00円
毎週木曜日のニューヨーク時間の朝8:30に発表される指標で、毎週の統計で速報性があるため、雇用統計の先行指標としての位置づけとされています。失業保険を申請する人が多いということは失業率が高くなるということであり、「良い・悪い」は申請件数が40万件を超えるかどうかと言うところで見ておくと良いと思います。つまり、40万件を超えるようであれば、まだ所謂「景気が悪い」と言う状況であり、40万件を下回ると「景気が良い」ということで大雑把に景況感を知ることも出来ます。
ただ、注意が必要なのは失業保険を「申請した」件数であり、失業をしていても交通手段がない、祝日や天候の影響などで申請を先延ばしにするなどということなどから失業保険を申請しなければ件数が少なくなる可能性もあるのです。また、失業保険に加入していなければ申請をすることはできず、求職しているにもかかわらず、ここでの数字に表れないこともあるのです。ですから細かい数字よりはトレンドを見る方が良いとする見方もあります。
1月14日に発表された件数は444千件であり、まだ雇用の面では景気回復を確認できる数字とはなっていません。4週間の平均を見ると40万件となっており、傾向としては景気回復傾向にあり、足元はまだおぼつかない、と言うことではないかと思います。今週も40万件を超えてくるものと思われますが、先週よりも減少しているのかどうかが注目されることになりそうです。