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日米共に強含みの展開だが年末は手仕舞い売りに押されて軟調
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| 指数 | 寄り付き | 高値 | 安値 | 終値 | 前週比 |
| 日経平均(12月28日〜1月1日) | 10,634.23 円 | 10,638.06 円 | 10,546.44 円 | 10,546.44 円 | △ 51.73 円 |
| NYダウ(12月28日〜1月1日) | 10,547.08 ドル | 10,548.51 ドル | 10,428.05 ドル | 10,428.05 ドル | ▼ 92.05 ドル |
先週の米国市場はクリスマス休暇明けに高値更新となったものの年末の手仕舞い売りに押されて再び押し目を確認する展開となりました。経済指標はまちまちですが、景気の回復を示すものが多く、懸念されていた個人消費もクリスマス商戦が比較的好調、雇用に対する懸念も薄れて来ています。住宅関連の指標も底堅く、金融緩和の「出口戦略」が取り沙汰されて株価は上値も重くなっているのですが、景気回復を順調に織り込んで堅調な展開となっています。
今週は新年相場ということで、改めて「景気回復」を織り込み直すような展開となるものと思われます。企業業績も新興国など正解経済の回復需要を取り込む格好で回復し、その結果米国内での景気の持ち直し、雇用や個人消費の改善も見られ、これらを織り込むことになりそうです。ただ、景気回復を織り込む過程で金融緩和の「出口戦略」が取り沙汰されるものと思われ、金利上昇などを嫌気する動きや商品市場の上昇からインフレ懸念なども取り沙汰され始めるのかもしれません。
年明け早々に週末の雇用統計を筆頭に主要な経済指標の発表も多く見られます。火曜日のISM製造業景気指数の発表を手始めに水曜日には製造業受注や新車販売台数、全米雇用レポートや仮契約住宅販売指数などが発表され、木曜日はISM非製造業景気指数に新規失業保険申請件数に週末の雇用統計と発表になり、企業業績の回復から国内雇用や個人消費の回復が期待されるなかでそれぞれの指標が、回復の腰を折るようなデータとなれば、相場への影響も大きいと思われます。
先週の日本市場は「掉尾の一振」とばかりに8月の年初来高値水準まで後「半歩(?)」と言うところまで戻りましたが年末、大納会は手仕舞い売りに押されて大幅下落となりました。年初から始まる東証の新システムに対する懸念もあって手仕舞い売りも嵩み、大幅下落となりましたが、米国の景気回復が期待されるなかで、為替も円安傾向にあり、企業業績の回復期待から底堅いものも見られました。
今週もまずは新システムが無事に稼動するのかどうかが注目されます。経済指標の発表などへの反応と言うよりは米国市場動向や為替に影響されるものと思われ、円高となるようであれば上げ一服となるのでしょうし、円安傾向が続けば堅調な展開となり昨年の8月の高値水準を今週中にも抜けて来る可能性もありそうです。上値の重さが確認されると悪材料には敏感に好材料への反応は鈍くなり調整となりそうで、今週の動向が大いに注目されます。
経済指標は著説的に景気回復を確認する指標としては週末の景気動向指数が注目されますが、火曜日の新車販売台数が芳しくないようなことになると、景気回復の鈍さを嫌気するような動きとなりそうです。特に大きく市場に影響するような指標の発表はないので、逆に外部環境や目先的な需給動向に振らされることになるのでしょう。
高値更新となった後は年末の手仕舞い売りに押されて軟調となりました。ただ、しっかりと25日移動平均線にサポートされており、年明けの相場が堅調となれば、引き続き25日移動平均線をサポートに堅調な地合いが続くものと思います。週初に25日移動平均線を割り込む展開になるといったんは75日移動平均線までの調整となる可能性もありますが、その場合はすぐに再び25日移動平均線の水準までは戻るのではないかと思います。
来週の予想レンジ 10,300.00ドル 〜 10,800.00ドル
25日移動平均線との乖離が大きくなったところでは上値も重くなりましたが、25日移動平均線と75日移動平均線との乖離は小さく、もう少し乖離が広がるところまでは強含みの展開が続くのでしょう。上昇が続いている25日移動平均線ではサポートされて底堅い展開となるものと思います。
今週の予想レンジ 2,200.00pt 〜 2,350.00pt
25日移動平均線にサポートされながら堅調な展開となり10月高値水準を試す動きとなりました。高値を抜け切れず、25日移動平均線との乖離も大きく調整となっていますが、25日移動平均線と75日移動平均線との乖離が広がり始めて「ニアミス」となりそうであり、引き続き25日移動平均線をサポートと確認しながら高値を抜ける場面も出てくるのではないかと思います。
今週の予想レンジ 275.00pt 〜 290.00pt
8月高値水準を窺う展開となっていますが、まだ抜け切れていません。移動平均線からの乖離も大きくなっており、いったんは上値も重くなるものと思います。25日移動平均線と75日移動平均線は「ゴールデンクロス」となりそうで、上昇トレンドに転換したことは確認できており、75日移動平均線も上昇に転じて来るものとおもいます。移動平均線からの乖離が大きく上値も重いのでしょうが、トレンドの転換もあり、25日移動平均線に近づくところでは底堅くなるものと思います。
今週の予想レンジ 10,200.00円 〜 10,800.00円
移動平均線からの乖離も大きいのですがまだ過熱感が出ているというような状況でもありません。25日移動平均線と75日移動平均線との「ゴールデンクロス」も時間の問題となっており、移動平均線に近づくところでは底堅く堅調な展開となるものと思います。上昇トレンドに変わったものと思われ、8月高値を目指すことになるものと思います。
今週の予想レンジ 900.00pt 〜 940.00pt
75日移動平均線に近づいて上値が重くなっています。まだ75日移動平均線を抜けるまでは上昇トレンドに転換したと考えるのは時期尚早と見られ、抜けて来るのかどうが注目されます。週初に近いところで抜けてこないと上値の重さを嫌気して再び25日移動平均線のサポートを確認するような場面も出てくるものと思います。
今週の予想レンジ 1,150.00円 〜 1,200.00円
移動平均線との乖離も大きくなり、節目と見られる1ドル=92円の水準ではいったん上値も重くなったのですが、移動平均線との乖離が縮小、75日移動平均線が上昇に転じたこともあって戻りを試す動きが続いています。25日移動平均線と75日移動平均線が「ゴールデンクロス」となりそうで、上昇トレンドへの転換が確認されたと見てもいいでしょう。今度は節目と見られる1ドル=92円水準をサポートに強含みの展開となるものと思われます。移動平均線との乖離が大きくなるところでは上値の重い場面もあるのでしょうが、移動平均に近づくところでは底堅くなるものと思います。
今週の予想レンジ 1ドル=90.00円 〜 92.00円
今年の相場見通しは「トラは千里を走る」といわれますが、ちょうど2004年、あるいは1996年の相場のような展開になるのではないかと思っています。「千里を走る」というよりは「千里を走って、千里を戻る」あるいは「千里の一歩手前まで走って、息切れ」と言うような展開を考えています。「決算期」と言う区切り、以外に大きなイベントとしては夏の参議院選挙、あるいは4月の第一生命の上場(予定)などが注目されていますが、直接的には日米の景気回復=金利動向などが注目されます。
年初は(本日は)堅調な始まりとなりましたが、昨年の8月高値水準を抜けて来ることは間違いなさそうです。「二番底」を懸念する向きもあるようですが、大きな下落はないものと思います。昨年の10月や11月の下落でも一昨年ほどの下落とはならず、今年も同様に3月までは金融機関の持高調整の売りなどが出る可能性が高く、昨年8月の高値を抜けても上値の重い展開となるのでしょう。
4月からは第一生命の上場から株式市場への期待が高まり、参議院選挙を前に政府も人参を馬の前にぶら下げるように、「景気の良い話」を持ち出して、株式市場も持ち上がるのではないかと思います。参議院選挙が終わると民主党が過半数を取れば「連立解消」で自民党が過半数を取れば「ねじれ」でいずれにしても政界再編から、政治的な混乱が否めず、株式市場は調整となってしまうのではないかと思います。今年の高値は6月で12,650円、安値は3月で9,500円と見ています。