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米国ではクリスマス休暇を控えた買戻しが入り堅調、日本市場も「掉尾の一振」期待もあって一段高
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| 指数 | 寄り付き | 高値 | 安値 | 終値 | 前週比 |
| 日経平均(12月21日〜12月25日) | 10,183.47 円 | 10,536.92 円 | 10,183.47 円 | 10,494.71 円 | △ 352.66 円 |
| NYダウ(12月21日〜12月24日) | 10,414.14 ドル | 10,520.10 ドル | 10,414.14 ドル | 10,520.10 ドル | △ 191.21 ドル |
先週の米国市場はクリスマス休暇を控えていたのですが、堅調となりました。ナスダック指数に始まり、ダウ平均も昨年10月高値を更新する展開となり、株価の上では「リーマン・ショック」から立ち直ったということになります。経済指標は手放しで喜ぶほどの数字ではなく、強弱入り混じっており、商品市況も底堅さを確認して戻ってはいますが、これまでのような力強さは感じられず、株価も一気に大幅高となる雰囲気でもありません。それでも、「金融相場」から「業績相場」への移行が順調に進んでおり、過熱感もインフレ懸念もない落ち着いたなかでの
今週はクリスマス明けで様子見気分の強い始まりとなりそうです。商品市況の底入れ感が確認できたことで市況関連銘柄などが底堅い堅調な展開となるのでしょうが、あまり商品市況が上昇しすぎると一気に「出口戦略」のなかでインフレ懸念が取り沙汰されて、株価の上値を押さえてしまう可能性もありそうです。引き続き景気回復を織り込む動きなのでしょうが、経済指標というよりは、目先の需給に左右されることになるのかもしれません。
年末・年始と言うことで休日もあり、指標の発表も少ないのですが、火曜日の住宅価格指数や水曜日の消費者信頼感指数やシカゴ購買部協会景気指数など注目される指標もあり、また、引き続きも木曜日の新規失業保険申請件数などは雇用状況が気になるだけに、注目されるものと思います。ただ、全般的にはクリスマス休暇から年末・年始ということで、クリスマス商戦が話題の中心となるのかもしれません。
先週の日本市場は休日を挟みながらも円安を好感する動きで大幅高、上値を試す動きとなりました。底堅さが確認されたから上値を試す展開になったとも考えられますが、年金やファンドの持高調整の売りが一巡したことや年末、クリスマス休暇を控えてキャリー取引を行う動きがあったことで、為替が円安に振れ、株が高くなったものと思われます。あくまでの目先の需給に振らされている状況には変わりないのですが、新興国での収益期待から輸出関連銘柄の業績回復が期待されていることも底入れ感が強まる要因となったものと思います。
今週も引き続き持高調整の売りは止まっており底堅さも期待されるものと思います。年末ということで、キャリー取引の動きなどは一段落となるのかもしれず、上値の重い展開となるのではないかと思います。米国で金融緩和の「出口戦略」などが取り沙汰されるようであれば、為替が円安に振れ堅調な地合いとなるものと思います。欧州で金融不安が薄らげばユーロが強含みとなりハイテク銘柄などを物色する動きも出てくるかもしれません。逆に欧州の金融不安が強まるとユーロが下落、円高を嫌気する動きとなるのでしょう。
年末ということで特に経済指標などは材料視されないのでしょうが、月曜日の鉱工業生産指数などは注目され、予想(+2.3%)よりも大きく乖離すると影響はあるものと思います。ただ、どちらかと言うと年末の御祝儀商いということで、「掉尾の一振」が期待されるものと思います。
25日移動平均線を割り込んでもすぐに戻し、堅調な地合いが続いています。ここで高値を抜けたことで、再び25日移動平均線も上昇となるものと思われ、引き続き25日移動平均線がサポートとなって強含みの展開が続くものと思います。
来週の予想レンジ 10,300.00ドル 〜 10,800.00ドル
買戻しを急ぐ動きもあり高値追いとなりました。移動平均線との乖離が大きく目先的な過熱感は出るのでしょうが、25日移動平均線と75日移動平均線の乖離はまだまだ広がる可能性が強く、堅調な地合いが続くものと思います。
今週の予想レンジ 2,200.00pt 〜 2,350.00pt
25日移動平均線がサポートとなりました。もみ合いの上限にあり、また25日移動平均線のサポートを確認するような場面もあるのかもしれませんが25日移動平均線が75日移動平均線を意識して上昇に転じる、つまり目先的なもみ合いの高値を抜ければ一気に上昇となるかもしれません。
今週の予想レンジ 275.00pt 〜 290.00pt
75日移動平均線のサポートを確認した格好で一気に上昇となりました。8月、9月にもみ合いとなった水準であり、上値も重くなりそうですが、25日移動平均線と75日移動平均線が「ゴールデンクロス」となりそうであり、堅調な地合いが続くものと思います。移動平均線との乖離も大きく、8月の高値を抜けたら抜けたで「達成感」から、抜けなければ抜けないで「失望感」からいったん調整、堅調ながらも上値の重い展開となりそうです。
今週の予想レンジ 10,200.00円 〜 10,800.00円
75日移動平均線を抜けて底入れとなりました。まだ、75日移動平均線のサポートを確認する場面もあるのでしょうが、25日移動平均線と75日移動平均線が「ゴールデンクロス」となりそうで、底入れ確認から強含み、戻りを試すことになりそうです。
今週の予想レンジ 900.00pt 〜 950.00pt
順調に戻っていますが、まだまだ節目と見られるところでは上値を押さえられてしまいます。25日移動平均線が上昇に転じ、底入れ感は出ているのですが、後は下落する75日移動平均線を抜けるかどうかが注目されます。25日移動平均線との乖離も大きく、いったんは75日移動平均線に上値を押さえられてしまいそうです。
今週の予想レンジ 1,150.00円 〜 1,200.00円
移動平均線との乖離が大きくなり、節目と見られる1ドル=92円の水準で上値を押さえられました。25日移動平均線は底入れ反転となっており、75日移動平均線も下げ渋り、横ばいとなり、75日移動平均線はサポートとなるものと思います。25日移動平均線と75日移動平均線の「ゴールデンクロス」も近そうであり、目先的な過熱感が冷めて移動平均線との乖離が縮小すれば、再び戻りを試す動きとなるのでしょう。
今週の予想レンジ 1ドル=90.00円 〜 92.00円
製造業や鉱業に属する企業の生産・活動状況を示すもので、経済産業省が毎月作成、発表しています。日本ではGDP(国内総生産)に占める鉱工業(機械、化学、繊維、食料品など)の割合が高いため、その動向を知ることが日本経済の方向性を知ることになり、また、GDPに比べて速報性が高いことから、重要な指標とされて注目されます。生産そのものを表す「生産指数」と併せて、「出荷」、「在庫」、「稼働率」などの指数も発表され、景気判断に利用されます。
生産動向はもちろん需要ですが、在庫の状況なども重要な指標とされ、「在庫率」なども注目されます。企業は在庫が多いと生産を抑え、生産を抑えるということは仕入れを抑えるということになるのです、「在庫調整」が進めば需要と供給が逼迫し、生産を増やすことになり、生産を増やすということは仕入れを増やすということで、今度は仕入先企業の出荷が増えるということになります。したがって、短期の景気循環を知る上で在庫の状況などが重要視されるのです。
今回の鉱工業生産指数は10月の改定値が前月比で0.5%であったのに対し、QUICK集計の予想では0.9%から2.9%程度とかなり改善しています。26社の予測の平均値は2.2%、予測の中心値は2.3%と、予想通りとすれば今年6月以来の高い伸びとなります。8月から少し落ち込み気味であったものが10月になって回復しているかどうかが注目されますが、水準としてはまだまだ低い水準であり、順調に戻っていることを確認できれば良いと思います。