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ドバイ問題や欧州での格下げの影響は限定的 米国は個人消費の改善、日本は円安を好感し底堅い堅調な展開
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| 指数 | 寄り付き | 高値 | 安値 | 終値 | 前週比 |
| 日経平均(12月7日〜12月11日) | 10,167.60 円 | 10,167.60 円 | 9,862.82 円 | 10,107.87 円 | △ 85.28 円 |
| NYダウ(12月7日〜12月11日) | 10,390.11 ドル | 10,471.50 ドル | 10,285.97 ドル | 10,471.50 ドル | △ 82.60 ドル |
先週の米国市場は商品市況が軟調となる場面もありましたが、総じて堅調な展開となりました。経済指標の発表は少なかったのですが先々週末の雇用統計の改善の流れを引き継ぐように、雇用の改善が見られ、個人消費にも改善の傾向が見られて相場も堅調となりました。商品市況が軟調で上値も重いのですが、センチメントは決して悪くはないようです。
今週の米国市場は引き続き堅調な地合いとなりそうです。個人消費の改善も見られることで、「出口戦略」が取りざたされて上値を押さえる、あるいは下押す要因となるのかもしれませんが、引き続き景気回復を織り込むように堅調な展開となるのでしょう。商品市況や為替動向に降らされる場面も多いのでしょうが、ドル安メリットのある銘柄からドル高メリット銘柄に物色対象も変わるかもしれません。
経済指標などの発表は先週少なかった分、今週は比較的多く、火曜日にはPPI(生産者物価指数)や景気指数(ニューヨーク連銀)に鉱工業生産指数の発表があります。水曜日はCPI(消費者物価指数)に住宅関連の指標が出ます。また経常収支の発表もあり、為替などにも影響があるかもしれません。木曜日は新規失業保険申請件数やFOMC(公開市場委員会)があり出口戦略なども取りざたされる可能性もあります。週末にはフィラデルフィア連銀の景気指数に半導体製造BBレシオの発表もあります。
先週の日本市場は先々週の急騰の反動で調整気分が強く軟調となりました。木曜日には週末のSQ(特別清算指数)に絡む思惑や円高を嫌気して大きく下げましたが、金曜日は逆に円安を好感する動きと米国や中国の好調な経済指標を受けて大幅高となりました。日本の出遅れ感が強まっていることはいるのですが、相変わらず政策面で先行きの見通しが立たないことで景気回復やデフレ脱却への期待が持てず、業績の回復もどこで腰を折られるのかと疑心暗鬼になっているものと思われます。
今週の日本市場は底堅さも確認できるのでしょうが上値の重さも認識させられるような週となりそうです。日銀のデフレ対策と政府の経済対策を好感してここまで戻りましたが、今後はこうした施策の効果と更なる経済対策やデフレ対策も期待されるものと思います。ドバイ問題や欧州での格下げの問題などまだまだ予断を許せないということで、積極的に買い上がるには大きく円安に振れるような状況が必要ということだと思います。
週初の日銀短観に始まり、鉱工業清算指数や商業販売統計の改訂値の発表などが月曜日にあり、大きな変更があれば相場への影響も大きくなるでしょうがほとん度影響はないかもしれません。木曜日には半導体製造BBレシオや景気動向指数の改定値の発表もありますが、影響は限定的となりそうです。週末には日銀金融政策決定会合がありデフレ対策などが出れば(可能性は少ないですが)好感する展開となりそうです。
25日移動平均線にサポートされて下値のサポートとなる10,200ドル水準で底堅くなりました上値の節目となっている10,500円水準では上値を押さえられましたが、引き続き25日移動平均線にサポートされながら堅調な地合いが続くものと思われます。25日移動平均線と75日移動へいきせんの乖離もほとんど変わらず、大きく広がっておらず、過熱感もないことから、しっかりと利益確定売りなどをこなしているものと思われ、強含みの展開が期待されます。
来週の予想レンジ 10,200.00ドル 〜 10,800.00ドル
狭い範囲での動きとなって、方向感のない展開です。25日移動平均線にサポートされているのですが、節目と見られる2,200の水準を抜け切れず、煮詰まって来ました。25日移動平均線と75日移動平均線との乖離も大きくなっており、25日移動平均線に押し上げられるように、指数も節目を抜けて来るのではないかと思います。
今週の予想レンジ 2,120.00pt 〜 2,300.00pt
もみ合いが続いており、下落を始めた25日移動平均線に上値を押さえられています。節目と見られる6月や8月の高値水準=260台後半を意識して下げ止まっています。75日移動平均線の上昇は続いており、サポートとして機能するものもと思われますが、週前半にでも25日移動平均線を抜けてこないといったん75日移動平均線を割り込んで調整となる可能性もありそうです。
今週の予想レンジ 260.00pt 〜 280.00pt
先週末に75日移動平均線を抜けて、75日移動平均線も下げ止まりとなりつつあります。25日移動平均線も上昇となっており、強含みの展開となりそうです。75日移動平均線でのサポートを確認するような動きになるものと思われ、10,000円を超えて底堅い展開が続けば25日移動平均線と75日移動平均線との「ゴールデンクロス」も期待され、底入れ確認となる可能性もありそうです。
今週の予想レンジ 9,500.00円 〜 10,600.00円
75日移動平均線に上値を押さえられて、25日移動平均線にサポートされた格好です。25日移動平均線の下落は止まった感もあり底堅さは見られるものと思います。週のはやいうちに、75日移動平均線を抜けるかどうかで雰囲気も変化してくるのではないかと思います。
今週の予想レンジ 860.00pt 〜 920.00pt
戻りの鈍い展開となりました。25日移動平均線に上値を押さえられており、週前半に抜けてこないと上値の重さを嫌気するような売りに押されてしまいそうです。抜けてくれば25日移動平均線と75日移動平均線との乖離も大きなことから乖離を縮小するように75日移動平均線までの戻りを試すような動きになるのでしょう。
今週の予想レンジ 1,120.00円 〜 1,200.00円
まだ25日移動平均線や75日移動平均線が下落を続け、これらの移動平均線に上値を押さえられているような状況であり、75日移動平均線を抜けて来るまで底入れ確認とはいかないのでしょうが、逆に言えば75日移動平均線までの戻りは引き続き期待出来そうで、25日移動平均線のサポートを試しながら底堅さも期待出来るものと思います。
今週の予想レンジ 1ドル=88.00円 〜 92.00円
日銀短観とは日本銀行が3、6、9、12月に調査し、翌月初旬(12月は中ごろ)の四半期に一度発表される「企業短期経済観測調査」のことです。調査は全国の大手・中小企業、製造業・非製造業などに分けて、業績動向や状況、設備投資の状況や雇用などについて実績と今後の見通しを聞くものです。企業に直接アンケート方式で聞くことで「生の声」が聞こえるものとして景気動向を見る上で重要とされています。
一番重要視されるのは「大企業」「製造業」の現状の「業況判断DI」というものです。DIと言うのは「ディフュージョン インデックス」というもので、業況が「良い」とした企業の割り合いから「悪い」とした企業の割合を差し引いたもので示します。したがって、全ての企業が業況が良いと判断すると100となり、逆に全ての企業が悪いと判断すると-100となり、ゼロ以上であれば景気がいいと見られるのです。このDIの数字は多分にアンケート回答者の心理が入っており、必ずしも数字上業績が好転している、いないということではないのです。
今回の日銀短観は民主党政権になって、これまで自民党政権下の経済政策で今年の1〜3月期を底に回復が続いているものが、引き続き回復トレンドとなっているのかどうか、回復のスピードは鈍っていないかどうかを確認することになりそうです。大企業製造業の業況判断DIは、QUICK社の調査(12月14日17時時点)では予測の中心値、平均値共に−27となっており、回復の度合いが鈍っていると見ている向きが多いようです。昨年の同時期の調査では−24であり、私見ではこの水準を上回るかどうかというところではないかと思います。 政治不信や円高と言うマイナス要因がセンチメントをどこまで落ち込ませているのかが数字に表れてくるものと思います。