|
決算発表に一喜一憂しながら下値を固める展開か
|
|||||
| 指数 | 寄り付き | 高値 | 安値 | 終値 | 前週比 |
| 日経平均(10月19日〜23日) | 10,236.51 円 | 10,336.84 円 | 10,236.51 円 | 10,282.99 円 | △ 25.43 円 |
| NYダウ(10月19日〜23日) | 10,092.19 ドル | 10,092.19 ドル | 9,949.36 ドル | 9,972.18 ドル | ▼ 23.73 ドル |
先週の米国市場は引き続き好調な決算と芳しくない経済指標と言う構図でした。ただ、商品市況も堅調となり、インフレ懸念が強まる可能性はあるのですが、とりあえずは株式市場でも好感する動きとなっています。景気回復も企業業績が回復しているのだからそのうち回復するのだろうと言うような楽観的な見方も増えているようです。週末には手仕舞い売りもあって大幅安となったものの、堅調な地合いが続いています。
今週も押し目を確認しながらも堅調な展開が続くものと思います。月末ということで、経済指標も多く、決算発表も引き続き多いので、指数はあちこちに振らされることもあるのかも知れませんが、よほど経済指標の更なる悪化が見られるようなことがない限り、底堅さは見られるものと思います。
今週は月末と言うこともあり、経済指標の発表も比較的多く、火曜日の住宅価格指数や消費者信頼感指数、水曜日の耐久財受注や新築住宅販売などには数字次第ではあるのですが、反応はあるものと思います。木曜日は毎週の新規失業保険申請件数に加え、GDP(国内総生産)の発表もあり、週末は個人消費支出・所得の発表があります。芳しくない経済指標が多くなっているだけに好調な企業業績に引きずられるような改善が期待されます。
先週の日本市場は業績の回復を示すような企業の発表が多かったのですが、株式市場は政策の先行きが不透明なことから買い切れず、持高調整の売り買いに振り回されながらも結局は方向感のない展開となりました。依然として為替や業績動向への反応は鈍く、目先の需給に振らされる展開となりました。物色される銘柄も日替わりという感じで週を通して方向感のないやる気のないような相場展開となり、一日の値幅も小さくなりました。
今週は経済指標の発表もあるのですが、決算動向や臨時国会も始まり政局がらみの話題で動きがありそうです。ただ、政策の先行き不透明感が簡単に拭えるとも思えず、指数では目先的な過熱感もあることからいったんは調整気分が強まるものと思います。新政権の政策などを考えると、「内需拡大」「弱者保護」ということですから、為替が円安に振れてもそれが企業業績の回復に繋がると単純に考え難く、株価の材料に素直に反応し切れずに方向感のない展開が続くことになるのかもしれません。
今週は木曜日の鉱工業生産指数の発表や週末の家計調査、失業率などの発表が注目されますが経済指標への反応が鈍いことから、大きくブレるようなことがない限り株式市場への反応は限定されるのでしょう。米国市場動向にすら反応が鈍い状況が続いており、月末と言うこともあって目先の需給、つまりは持高調整の売り買いで買われるものと売られるものが分かれたり、月末のお化粧買いへの思惑で右往左往したりすることになりそうです。投資信託の設定なども気になるところであり、業績の改善が見込まれる銘柄を物色することもあるのかもしれません。
10,000ドルを挟んで小動きとなりました。上値の重い展開となったことで、移動平均線からの乖離も縮小しており、今週は移動平均線のサポートを確認するような場面も見られるのでしょうが、底堅さを確認するような動きになるものと思います。いった底堅さを確認してから、上値追いとなりそうです。
来週の予想レンジ 9,800.00ドル 〜 10,200.00ドル
25日移動平均線でのサポートを確認するような動きも見られました。いったん下値が確認されたのですが、まだまだ移動平均線のサポートを確認するような調整となる場面もありそうです。週初に高値を更新するような動きになれば、強含みの展開が続くものと思われますが、週初に軟調となるようであれば、25日移動平均線のサポートを何度か確認するような動きになるものと思います。
今週の予想レンジ 2,100.00pt 〜 2,250.00pt
堅調な地合いが続きましたがさすがに移動平均線との乖離も大きくなり、上値が重くなりました。いったん上値が重くなると高値を確認したということになり、今度は押し目を探る展開となるのでしょう。今週はまだまだ移動平均線との乖離が縮小せず、下値を探る動きが続くものと思います。6月や8月の高値水準(260台後半)で、移動平均線のサポートを確認するようなことになりそうです。
今週の予想レンジ 265.00pt 〜 285.00pt
先週に続き何とか25日移動平均線と75日移動平均線との「デッドクロス」が回避されていますが、どちらの移動平均線も横ばいとなって、方向感のない展開となっています。一応、移動平均線にサポートされて底堅い展開とはなっており、週初に堅調な地合いとなれば週を通して底堅さは見られるものと思います。上値の重さを嫌気するような展開になれば、一気に移動平均線を割り込み、大きな下落となりそうです。
今週の予想レンジ 9,900.00円 〜 10,500.00円
25日移動平均線に上値を押さえられてしまっています。25日移動平均線を抜けても下落が続いている75日移動平均線に上値を押さえられてしまうものと思われ、いずれにしてもまだまだ上値の重い展開は続くものと思います。
今週の予想レンジ 860.00pt 〜 920.00pt
かなり煮詰まっています。25日移動平均線も75日移動平均線も現値も接近しており、「放れた方に大きく動く」ということではないかと思います。週初に堅調であれば上昇基調となり、軟調となれば、移動平均線での上値の重さを確認して大きな下落となるのではないかと思います。
今週の予想レンジ 1,200.00円 〜 1,250.00円
25日移動平均線のサポートを確認して75日移動平均線までの戻りとなりました。75日移動平均線を一気に抜けるような動きにならないと25日移動平均はまだ上昇に転じず、25日移動平均線が上昇するまでは75日移動平均線に上値を押さえられてしまうものと思います。下値は25日移動平均線がしっかりとサポートとなるのでしょう。
今週の予想レンジ 1ドル=90.20円 〜 92.70円
製造業や鉱業に属する企業の生産・活動状況を示すもので、経済産業省が毎月作成、発表しています。日本ではGDP(国内総生産)に占める鉱工業(機械、化学、繊維、食料品など)の割合が高いため、その動向を知ることが日本経済の方向性を知ることになり、また、GDPに比べて速報性が高いことから、重要な指標とされて注目されます。生産そのものを表す「生産指数」と併せて、「出荷」、「在庫」、「稼働率」などの指数も発表され、景気判断に利用されます。
生産動向はもちろん需要ですが、在庫の状況なども重要な指標とされ、「在庫率」なども注目されます。企業は在庫が多いと生産を抑え、生産を抑えるということは仕入れを抑えるということになるのです、「在庫調整」が進めば需要と供給が逼迫し、生産を増やすことになり、生産を増やすということは仕入れを増やすということで、今度は仕入先企業の出荷が増えるということになります。したがって、短期の景気循環を知る上で在庫の状況などが重要視されるのです。
今回の鉱工業生産指数は8月の改定値が前月比で1.6%であったのに対し、予想では0.4%から1.5%程度と若干低めに見ています。30社の予測の平均値は0.9%、予測の中心値は0.8%となっています。9月は休日が多かったことで、生産の伸びが落ち込んでいると見ている向きが多いと思います。ただ、在庫調整が済んで需給が改善していることから方向とすれば、底入れからの戻りの過程と考えていいものと思います。